画狂人

 今日はひさしぶりにあたたかくて風もない穏やかな日だった。
 
 いつもだと、考え事をしたりアイディアをひねり出すのは、ついいろんな作業の合間々々っていう感じになってしまうことが多くて、結局はコンピューターの前から離れずに済ませてしまうんだけれど、今日はあまりにも穏やかな日射しが勿体無いのでベランダに(といってもネコの額ほどの、、)テーブルを持ち出して、ず−っと外を見ながらアイディアを練っていた。

 これがかなり気持ちがよい。普段、てもとにコンピューターがあるとついすぐ作業モードになってしまって、具体的な音にむかったり、行き詰まればネットをつい見てしまうが、外だとそれができないので考え事に集中できるし、かえって脳の中だけでイメージをどんどん膨らませていいけるので案外はかどる。
 まぁもちろん、その頭の中にあるものを具体的な形にしていくにはまた別の苦労があるんだけど。
 そんな陽射しの中で、気分転換についこの間見に行ってきた北斎展のブックレットをペラペラめくってみていた。北斎の作品の中でも有名な『富嶽三十六景』が、晩年の70〜74歳の頃に描れたとはなぁ、、。しかもその当時の平均寿命が50歳位の時代にである。その人のエネルギーのピークをそれだけ晩年に持っていけるのはほんとすごいことだとお思う。画狂人と名乗るだけのことはあるなぁ、、。見習いたい。
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by mjuc | 2005-11-04 00:24