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最後の1本を

 昨日、最後の親知らずを抜いた。親知らずを抜かなきゃと思ってから足掛け2年。本当は一気にやってしまえばよかったんだけれど、なんだかんだと理由をつけ(歯医者にも自分にも、、)先延ばしにして来た結果2年もかかったしまった。
 これでもう、徹夜の時などに歯が疼いてしんどい思いはしなくてすむと思うと嬉しいんだけれど、立派で健康な奥歯が4本もなくなったことに対してはなんだか一抹の寂しさも、、。(まぁ下の歯なんて横に向かって生えていたわけだから使い物になっていなかったんだろうけれど、、)

 それにしても最近の麻酔技術は本当にすごい。歯医者さんが大工道具のようなもので引っ張ったり、砕いたりしているにも関わらず、ほとんど自覚がないのだから、、。
 それだけ麻酔が進歩しているにも関わらず、実をいうと、親知らずを抜いた前回までの3回は、恥ずかしいことに抜いた後、軽い立ちくらみを起こしている。
 立ちくらみの原因は自分ではわかっている、、。自分の想像力のせい、、。
『あぁ、今抜かれ、血がどくどく出てるんだろうなぁ、、』なんてイメージしているとなんだかクラクラして来てしまうのだ。(ただクラクラしてしまうだけでなく実際顔の血の気もひいてしまったりする、、)

 ショック性出血死は動物にはほとんど起きないと聞く。動物は出血していても、動じず、ただじっとしているだけらしい。人間のようにあれこれイメージしないものらしい。心臓って、確か不随意筋肉なはずなんだけれどな、。ずいぶん心理的なものに左右されるんだなと不思議に思う。

 昨日は親知らずを抜いてもらっている最中、全然別のことを考えていた。できるだけ意識が親知らずの方へ戻ってしまわなそうな難しいことを、(笑)。結果、全然立ちくらみもを起こさず、あっという間に終わった。なんていうことはない、気の持ち様次第だったとは、、。
by mjuc | 2007-04-15 10:10