「crash」

 近所のビデオレンタル屋が、時々100円レンタルをやっていて、先週がそれだったので、わりとごっそりと借りて来て、時間を見つけては見ている。まぁほんとは、できれば、映画館で全部見れたらいいのだけれど、そうそう時間的にも予算的にもそうはいかないので、結局はビデオで見る事が多いのだけれど、それにしても100円はありがたい。

 昨日は「crash」見た。とてもいい映画だった。人種差別問題がテーマとなっている作品であるのだけれど、同じく人種差別問題を扱っていた'02年の『チョコレート』(これもとてもよい映画だった、、、)が世代間による差別意識の差や、ストレートな差別問題を取り上げていたのに対して、、'06年のこの作品では今のアメリカが抱えている人種差別問題に対する過剰意識であったり、日々の個人的なストレスの鉾先が差別的な言動を生んでしまったりと、人種の坩堝であるアメリカの一筋縄では行かない今の人種差別問題の現状をうまく描き出していた。
 それだけ、今のアメリカでの差別問題って言うのが表向きの状況とは裏腹に違う形での差別に移行して来ているんだろうと思う。

 ほぼ一日の間に起こるすべての出来事が複雑にリンクしあってる設定になっているのは映画ならではって言うところが多いが、たくさんの登場人物がでてくるにも関わらず、それぞれの人物がちゃんと描かれているのは脚本家としても長いキャリアを持つポール・ハギス監督の手腕だろうと思う。
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by mjuc | 2007-07-24 11:33