タイタンの妖女

 先週6日のDeep frameのライブ、そして一昨日のnature bluntのライブ、共に久しぶりなライブを聞きに来て下さった方、ありがとうございました。中には両方を見に来てくれた人もいて、、感謝です。
 今回、こうやってひさしぶりにライブをやって、長期スパンで音楽をやっていくことの面白さや、長い時間を経て、初めて気付く自分の音楽の側面があったり。
 そのときどき考えてたことっていうのが、結構その時つくっていた音楽に反映されているから、いろんなものがごった煮にの記憶となって浮かんで来たりもした。
  
 ちょうど、先週のライブと平行して仕事のほうも結構詰まっていたので、体力が落ちていたせいか、途中39℃の熱を出して寝込んだりもしていた。なので、だましだましの仕事のあいだ、カート・ヴォネガットの『タイタンの妖女』を読んでいたのだが、人生というものに対するヴォネガットのとても暖かなまなざしが随所にあふれているいい本だった。
 
 ヴォネガットの、『人生の生きる意味なんてたいしたことないんだよ』というような視点は、昔だったらちゃんとは理解できなくて、あまり肯定できない気持ちでいただろうと思う。人生をたいしたことないものなんだ、なんて思いたくないと、、。

 でも、実は、そういうことではなく、この視点は、決して人生を過小なものとしてみているわけでもなく、過大でもなく、そして、人生そのものは到達点の問題でもなく、実は日々過ぎ去っていくこの日常こそが人生である、というとらえかたなんだと思う。
 そう思うと実際の日々は違った様相に見え、まわりの人の人生も愛おしく見えてくる瞬間がある。

 考えてみると音楽のあり方は人生のあり方とすごく似ている。
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by mjuc | 2008-05-12 23:40